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真夜中のラジオ文芸部×執筆応援キャンペーン 「甘々/じれじれ/べた惚れの恋愛」

大賞

転生したオタク姫は、家族に愛されず自己肯定感も低い。自他ともに認める不細工な顔に結婚をあきらめ、オタ活にのめり込む。だが、イケメン従者のイサックだけは彼女を慕い続けている。言葉が足りないためにすれ違い続ける二人のじれったい恋模様に夢中になりました。読者の期待に応える展開が詰め込まれていて、読んでいてとても楽しかったです。

準大賞

赤い糸が見える女の子・渡瀬花乃子が、友人のために、自分の運命の人である花蜜燐太郎と糸を切るための協力関係を築くが……という、じれじれで甘い青春ラブストーリー。「糸は切れずにくっつくんだろうな」という読者の予想を裏切り、花乃子と燐太郎の赤い糸が一度切れるため、ハラハラドキドキしながら読みました。サブキャラクターたちも魅力的で、青春のキラキラを堪能することができました。

入賞

序盤の高校一年生時のエピソード、女好きを自称しながら、偶然知り合った男の子に無自覚なままどんどんアタックをかけてしまう主人公の行動が気になり、ぐいぐいと引き込まれていきます。明るく一生懸命な主人公葵と、猫のようにツンデレで陰のある伊月のバランスが良く、一見葵が空回りしているようでいて、しっかりその思いが伊月に伝わっているのが分かる二人の恋模様が魅力的でした。
合コンで出会い、すぐに恋に落ちた二人。ですが、本当は大学生の紗友里が年齢について嘘をついてしまっていたことが、その後の展開のスパイスになっています。視点が交互になっていることで、お互いに思いあっていることがより克明に伝わってきました。そんな二人なのに、年齢や環境の遠さからなかなか思い切れない恋模様が、じれったさともどかしさを感じさせ、先の展開が気になる物語となっていました。
超イケメン俳優の幼馴染・高宮雄飛に邪魔されて恋もままならない美優は、自分の幸せのために縁を切ろうとする。だが、結局、美優は雄飛にほだされてしまいずるずると幼馴染以上の関係を続けてしまう。ヒーローの設定や構成が王道で、最高の甘々小説です。オチは分かっているはずなのに先が気になる演出は見事でした。
25歳の澤田香澄は、同棲していた彼氏に振られてしまう。行きつけのバーで管を巻いていた香澄は、気が付くと年上のイケおじ・藤岡慎にデロデロに甘やかされていた。怒涛の勢いで二人が出会い、ひたすら甘々で胸キュンな展開が続きます。読者の期待するエピソードが盛りだくさんで、読みながら思わず、これこれ!と頷いてしまいました。テンポ良く明快な文章で書かれた、今回のテーマにぴったりの良作です。
かわいい女子店員さんだと思って軽い気持ちで告白したら、相手が本気の女装男子だった。そんな独創性に富んだ設定にインパクトがあります。ただ女装男子という設定だけで読ませるのではなく、店員としての業務中に手をまわして歩を助けるような立ち回りをこなしたり、ふとした瞬間に男らしさを見せたりと、歩への好意を態度でも示す曜の行動が描かれている点に恋愛小説としての説得力がありました。秘密の関係が今後どう展開していくのか気になる、牽引力のあるストーリーです。

佳作

社内で人気の後輩に、ある日突然告白される。とても夢のあるシチュエーションと、そんな展開に開幕早々疑心暗鬼になる主人公沙紀の反応の温度差がコミカルで興味を引かれました。突然の出来事に、喜ぶより先に「裏があるはず」と疑いたくなる気持ちにも共感できます。序盤の日常風景から一転、一気に話が大きく展開する様子もダイナミックで、紆余曲折の末結ばれる二人のラブストーリーが爽快でした。
魔法が使えない魔女見習いのロッテは、面倒くさがりの師匠に代わり、フィオラント王国の王宮に招かれることに。自分を助けてくれた王子・ユリウスに身分違いの恋をしたロッテは、勢いで魔女の媚薬を調合してしまう。すると、ロッテを疑う騎士・ゲオルグがそれを飲んでしまい――。世界観や登場人物がしっかりと作り込まれた、完成度の高いファンタジーです。どの登場人物も魅力的で、作品を鮮やかに彩っています。世間知らずでどこか抜けているが一生懸命なヒロインと、不器用で堅物ながら真面目なヒーローのもどかしい恋愛模様がほほえましく、応援したくなります。国を追われることになってしまうという予想外の展開もあり、最後まで目が離せませんでした。
世界の王となる男に拗らせた愛情を向けられる醜い(と思い込んでいる)リィーラ姫の恋のお話。お互いに一途に思いあっているのに、不器用なシャルンは上手に愛情を表現できず、二人はすれ違い続けます。想い合う二人の行く末が気になり、最後まで駆け抜けるように読んでしまいました。美しいライバルのお姫様が仕掛ける妨害や、記憶喪失、実の兄に殺されそうになるなど、読者の求める展開が用意されていました。すてきなラブファンタジーです。
高校生のヒロインが寝ている部屋に入り、朝から抱きついてくる、という明らかに距離感の近い冒頭部分を皮切りに、幼馴染から向けられる甘さたっぷりの愛情表現を存分に味わうことができます。そんな幼馴染、悠介の行動に思い切り塩対応をしながらも、彼の真意が気になっていて、その人気に嫉妬してしまう一面のある沙羅の屈折した思いもキュートです。幼馴染ならではの関係性が生かされた、まさに甘いのにじれったい物語でした。
非常に端正で読みやすい文章なので、現実とは異なるファンタジーの世界観がすっきりと伝わってきました。ゲームへのトリップといえどご都合主義な世界ではなく、生きている人々の息遣いを感じられる。そんな異世界だからこそ、まさに王道騎士と呼べるようなロイドから寄せられる忠義と好意を違和感なく受け入れる事が出来ます。途中からミステリアスで個性的な魔導士も加わり、ますます恋に冒険に胸躍る旅が繰り広げられていました。
地元の有名企業で社長秘書として働いていた主人公・佐倉のどかは、社長からのセクハラに抵抗したために解雇されてしまう。その後、運よく拾ってくれた会社の社長は、なんと年上の幼馴染・修ちゃんだった。しかも、用意された社宅は彼の家で……。幼馴染みという設定がフルに活用された、じれったい溺愛ラブストーリーです。やり手の社長らしくグイグイと迫る修努にキュンキュンしました。今回のテーマにぴったりの作品です。
傍から見れば夫婦漫才にしか見えない喧嘩を繰り広げる、両片思いのエリカとシュウスケは、まさにじれったい恋そのものといった様子で微笑ましい気持ちになりました。その二人を見守っている視点人物、ユウイチとルミも、読者のもどかしさを代弁してくれるだけでなく、実はくっつきそうでくっつかない関係であるというところも「おいしい」ポイントです。学生らしいピュアで爽やかなストーリーに心が温まりました。
幼い頃から優しくしてくれる親戚への一途な恋。禁断ラブではなく、法律的には問題ない!と冒頭からコメディチックに恋心を叫ぶ主人公のインパクトが抜群でした。明らかに愛香に過保護な「ゆき」こと雪彦の態度と、片思いをしているのに鈍感なところのあるヒロイン愛香の姿に、読者もやきもきさせられました。
ツンデレで小悪魔的な魅力を持つとってもかわいい後輩の真央と、そんな彼女にベタ惚れで甘々対応なイケメン先輩の日常をつづった青春小説。先輩目線で語られる後輩がとにかくかわいくて、主人公に感情移入しながら読みました。短編をまとめた作品のため、1章の長さも読者を飽きさせないちょうど良さです。
お金持ちのお坊ちゃんで、無意識に何でもお金で解決できる思っている高校二年生の桜沢士央。だが、自分に全く関心を示さない(ように見える)男・越智保と出会って自分の価値観を揺るがされ、執着心はいつしか恋に変化していく。保との出会いの場面が特に印象的です。士央にとっての“当たり前”が通用しないことへのいらだちが恋心へと変わっていく過程が丁寧に描かれています。最後まで目が離せない、素敵なじれじれBLでした。
お金持ちで完璧に見える男が、12歳年下の女性に振り回されるという設定がとにかく素敵です。出会って3年が経過して、とまどいつつも愛されることに慣れた結果、下僕になるなんて許さない!と言いつつ、時々わがままなお姫様のようにふるまいトオルを翻弄する加恋も魅力的でした。
募集概要
良い作品を執筆したい!というあなたの気持ちをエブリスタが応援します! 「真夜中のラジオ文芸部×執筆応援キャンペーン」!! 【コンテストの特徴】 執筆意欲を応援するために、3つの特典をご用意しました! ・優秀15作品以上に、作品へのアドバイス ・大賞作品は、「真夜中のラジオ文芸部」にて一部朗読 ・準大賞作品以上は完結後に、「完結作品特集」へ掲載 あなたの小説を、有名声優に朗読してもらえる大チャンスです! 【こんな方にオススメ!】 書きかけの作品、眠っていませんか?  書きかけの作品も積極的に応援します!  眠っている作品、構想段階の作品でも、どしどしご応募ください! 昔書いた作品、アイディアはいいと思うんだけどなあ……  このコンテストに応募すれば、さらに良い作品にできるかも!?  ぜひ昔の作品にもう一度光を当ててみてください! どんな風に続きを書くか迷ったときは、こちらの記事を参考にしてみてください。 書きたい気持ちに火がつくメディア monokaki(創作ハウツー)
募集テーマ
第15回目のテーマは「甘々/じれじれ/べた惚れの恋愛」です。
・私の両親はこのご時世、未だに交換日記を続けている。ラブラブにもほどがあるぞ。 ・両片想いでじれったい2人をくっつける為、クラスぐるみの計画が始動! ・初恋同士のカップル。お互いが好きすぎて、どちらもヤンデレ化してしまって……!?
など、「甘々/じれじれ/べた惚れの恋愛」のいずれかの要素を含む小説を募集します。 次から次へとページをめくってしまうような、続きが気になるお話をお待ちしております!
スケジュール
・募集期間: 2019年10月21日(月)12:00:00 ~ 2019年12月22日(日)27: 59: 59 ・最終結果発表: 2020年3月上旬予定
賞
大賞 1作品 ・賞金3万円 ・作品へのアドバイス ・「真夜中のラジオ文芸部」にて、作品の一部朗読※1 ・「真夜中のラジオ文芸部」パーソナリティ3名のサイン色紙プレゼント ・完結後に特集掲載※2 準大賞 1作品 ・賞金2万円 ・作品へのアドバイス ・完結後に特集掲載※2 入賞 5作品 ・賞金1万円 ・作品へのアドバイス 佳作 10作品以上 ・作品へのアドバイス ※1 朗読対象部分の選定、及び編集は、エブリスタ編集部にて行います。 ※2 特集掲載は、受賞から半年以内に完結した作品を対象とさせていただきます(投稿時に完結している作品も含まれます)。完結後、受賞連絡時にお伝えする宛先へご連絡ください。ご連絡を頂けなかった場合は、特集掲載できない場合がございます。 ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタ公式SNS等で配信、紹介等される可能性があります。
応募要項
・文字数は20,000文字以上 ・20,000文字まで読んで選考、作品へのアドバイスをいたします。 ・連載中の作品も応募OK! ・すでに完結している作品 並びに エブリスタ内の公式コンテスト及び他サービス等の投稿コンテストで落選した作品を、募集内容に沿うように再構成してご応募いただくことも可能です。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。
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