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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第163回「走り出す」
 動を想起させるお題でしたが、走り“出す”という言葉が始まりを意識させたのか、意外にも流れとしては静を感じさせる内容が多かったように思います。「走る」だったらまた違う結果になったかも……と非常に興味深かったです。物理的にせよ精神的にせよ、走り出すことをきっかけになんらかの化学反応が起こり、登場人物の人生が思ってもみない方向に導かれていくのも印象的でした。  最後は思い切り走った後の爽快感にも似た読後感を得られる、そんな作品が集まる回となりました。

大賞(賞金3万円+選評)

他人と感覚を共有するという、いまいち使いづらい魔法を使う青年が、視力を失いつつある画家の少女と出会うとき、素敵な奇跡が起こる――。タイトルが示すように、星を集めるようなキラキラと美しい青春物語です。無力感に苛まれる主人公が、彼女のために走り出す中盤からの怒涛の展開に心が揺さぶられました。

準大賞(賞金2万円+選評)

バイク事故で父を亡くした少年。彼の成長を見守る母。そして父との約束を叶えようとバイクに乗った少年が旅路で道を交える警察官。三者の想いが結実していく群像劇が、ドラマティックに描かれていて夢中で最後まで読み進めてしまいました。少年の成長と彼が自分の将来を決めて走り出すラストに、胸が熱くなります。

入賞(賞金1万円+選評)

天体観測にいそしむ主人公に聞こえてきた、助けを呼ぶ不思議な声。彼が声の主の繋がれた鎖を解き放ったとき、世界は大きく変化する。ファンタジックな序盤からは予想もできなかったどんでん返しになっており、読みごたえもありお見事でした。大切なものを失った地球がこれからどうなっていくのか、動き出したものは止められないのか。この先について想像すると背筋が冷たくなりました。

佳作

夢見がちな友人たちの相談を受けては、自分のインスピレーションを予言めいた形で伝えていく主人公。予言を聞いた友人たちの人生はその後大きく変化するのだが……。どこか冷めた主人公が気難しく見えたものの、終盤の展開で彼が抱えていたものを知ると、そのキャラ付けにも説得力が出ていました。読者に想像の余地を与えるラストも印象に残ります。
政略結婚に利用され、異母妹の代わりに見知らぬ男性のもとへ嫁ぐことになった主人公。婚約者の家までの道すがら、迎えに来た女性騎士の提案で「ごっこ遊び」を始めるが、本当の自分が顔を出してきて……。登場人物のキャラ設定が絶妙で、最後までドキドキしながら楽しめました。女性騎士から明かされる真実、それを知った主人公のリアクションも含めて楽しめました。
陸上競技選手を志しながらも自分の才能の限界に夢を諦め、恋人も失ってしまった主人公。数年後、ある病に侵された元恋人と再会したことで、主人公の運命は流転していきます。大きな挫折を味わいながらそれを受け止め、かつての恋人と新たな夢に挑戦する主人公の姿がとても魅力的です。諦めないことの大切さや、人間同士の絆の美しさなどが散りばめられており、ラストシーンは胸が熱くなりました。
真夜中に家の前までやってきて停まっている謎のタクシー。ある日の深夜、主人公はそのタクシーに乗り込んでしまうのだが……。様々な場所に連れまわされることで明らかになっていく謎のタクシーの事実。少し悲しくも、温かく胸に沁み入ります。朝日の中、タクシーと別れ自分の足で走り出す主人公の姿に成長が感じられて、グッときました。
とあるカップルが迎えるクリスマスデート。スイーツが大好きで妄想癖がある個性的な主人公に感情移入してしまいました。彼女が恋をした瞬間の「人生ではじめてスイーツの味を忘れた」というセリフのインパクトが絶大です。ラストシーンも微笑ましく甘く、スイーツのような恋物語を堪能できて、ほっこりとした気持ちになりました。

超短編賞

好きな人からひたすら避けられ続けショックを受ける主人公。親友は照れ隠しだと笑うが、主人公はその理由が聞きたくて、彼女に問いただすのだが――? こそばゆいアオハルものかと思いきや、衝撃的な展開に驚かされました。完全に予想外だったぶん、ラストの一文の恐ろしさが際立ちます。

続きが読みたい賞

便利屋稼業を営む犬狼族の青年に元に、危険な“コカトリス”捕獲の依頼が持ち込まれて? 人間や獣人、神話上のモンスターがルームシェアして暮らす日常。そして、彼の仕事で起きるちょっと不思議な世界観が魅力的でした。非日常と日常が絶妙に交錯しており、登場人物たちの個性も光ります。二人の共同生活をもっと覗いてみたいです。

トンデモ賞

姉が作ってくれた麻婆豆腐を頬張る主人公。しかし、彼がバレンタインチョコをもらった話をきっかけに、姉の暴走が始まる。ほのぼのとした序盤、事情が変わってくる中盤、予想外の展開となる終盤。まるでジェットコースター展開が読者を楽しく振り回してくれます。シリアスさとギャグの匙加減が絶妙でした。

優秀作品

青春 完結
3分 (1,549文字)

青春 完結
13分 (7,626文字)
スケジュール
・応募期間:2021年11月24日(水) 12:00:00 ~ 2021年12月26日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2022年2月中旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で応募期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第163弾です。 今回のテーマは、「走り出す」です。 どこかに必ず「走り出す」のシチュエーションが登場する妄想を投稿してください。
・長年入院していた僕の夢だった、マラソン大会出場。スタートの合図と共に、一歩踏み出した! ・いつもの通勤中、周りの人達が突然走り出した!振り返ると、そこには巨大怪獣が!? ・幼馴染に痴漢から助けられた。彼の怒った顔に、急に鼓動が走り出して……もしかして私――?
嬉しかったり、むしゃくしゃしていたり……大人になっても、急に走り出したくなることってありませんか? そんな「走り出す」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの応募期間内に新規公開された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、応募期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。 ※エブリスタ内の公式コンテストや他サービス等に応募中、または過去に受賞したことのある作品はご応募いただけません。
注意事項
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。

次回予告

次回、妄想コンテスト第164回のテーマは「復活」です。 本コンテストと平行する形で2021年12月8日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第164回の応募期間内に新規投稿してください。応募期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

超・妄想コンテスト