石川がじ

胸に迫りました

元ジャズシンガーで、憧れだった祖母が認知症に‥。高校生の「私」が祖母のためにできること、してあげたいと考えたことは何か? 医療の限界、介護の現実、家族の辛さ、そして何より本人の想いと、記憶と、ラストステージ。誰もが他人事ではないこのお話、厳しさも優しさもあって、胸に迫ります。
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石川がじ

心情表現に息を呑みます

タイトルに惹かれて拝読しました。出張先で入った飲み屋で、実直そうな店員が他の店員からイジメらしき扱いを受けている場面を目にして‥。 心情や情景の描写が生々しくて、時にいびつで、やがて(読み手の)耳が痛くなるような心当たりも見透かされながら、でも美しいものはちゃんと美しく描かれている、そんな他にない一作だと思いました。ぜひ。
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石川がじ

胸に迫るお話でした

ジャンルはミステリーとされていて、確かにこのお話は謎を探るミステリーなんですが、その「謎」って単なるコトの真相じゃない、人の心、どうしてこんなふうに粟立つのか、逆巻くのか、悲しいほどに、離れないのか、かつて夫婦だった二人は、ボロボロになって、お互いに傷つけ合って、だけど、今も確かに「夫婦」であり続けている‥。そんな胸に迫るお話でした。
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石川がじ

感動しました✨

母親が入院して病院に通うようになった高1の希菜子ちゃんと、そこでたびたび出会ってしまう少し苦手な同級生「ゴミげん」こと五味くん――。 他人の知らない生き方を目の当たりにして戸惑ったり、自分の欠けているところに気づいて傷ついたり、でもそれって、センシティブなこの年代特有の物語、じゃなくて、大人にもちゃんと響く「心のお話」なんだと思います。彼らが恐竜に乗るその光景を一緒に見に行ける、素晴らしい物語です✨
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石川がじ

孤独の中の温かさ

とあるモルグ(死体置き場)で警備員として働く、落ちぶれた元俳優のリックと、そこに運ばれてきた身元不明の娼婦の死体――。僕はこの短い物語から「圧倒的な心細さ」を感じました。でもだからこそ、そこに小さな炎が灯って、ちゃんと温かい。大事なものをぎゅっと抱きしめたくなるような、印象的なラストでした。文体もとても良くて、長編で読みたいです。
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石川がじ

夫婦の原点にあるもの✨

結婚11年目、共働き夫婦の日常を描いた作品です。 前半は奥様側の不満が描かれており、どのページもリアルで、僕は少し緊張しながら正座して拝読しました(笑) 自分勝手なポンコツ夫、それでも夫婦の原点にあったものを気づかせてくれる後半のエピソードに涙が出ます。すごく良かったです。
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石川がじ

単なる歳の差カップルの物語じゃない‥!

アパートの隣の部屋に引っ越してきた19歳の男子に愛されてしまい、やがて自分も恋に落ちる42歳の女子の物語です。序盤は少し予防線を張ったようなクールな語り口で、それがだんだんと熱を帯びて惹かれていく、その過程がたまらなくカワイイ。単なる歳の差カップルの物語じゃないんです、感情の機微が繊細すぎて、どっちの気持ちも切なくて、泣けるシーンがいっぱい。オススメです。
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石川がじ

胸を締め付ける物語でした

タクシーの後部座席、右側に座って車窓から海を見ながら風に吹かれる少女の姿は、視覚的にも、もうすでに「物語」だと思います。左からは、優しい姉の声。車は病院へ向かう。あの日の事故。後悔と寂しさ、言い訳にならない言い訳。記憶の中のあの焼きそばと、言い争ったトロッコ問題。母は、父は、そして、私は――。 少女は背負いきれないものをそれでも背負って、ただただ姉を"思う"、そんな物語です。胸が締め付けられました。
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石川がじ

世界の青さを実感できる作品

大西洋の北西、最深10900mもの海中で、ホテル経営に関する「環境調査」に協力すれば、30万ドルを手にするチャンス――そんな怪しげな誘いに乗った海洋大学の助教のお話です。仲間でありライバルともなる2人の外国人とともに、ホテルは深海に潜る。 軽快で痛快、エネルギッシュな文章でありながら、描写がリアルで一緒に旅をしているようです。世界のほとんどは「青」なんだってことに気づく。そして旅の終わりは…!オススメです。
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石川がじ

人類とクロワッサンの対決‥!

タイトルに惹かれて読みました。クロワッサンをぼろぼろこぼさずに食べる方法について、職場の同僚たちと議論する。そうしてあの "ミスターエレガント" こと西園寺さんは、どんな答えを出すのか?人類とクロワッサンの勝敗の行方は――。特殊な設定と軽妙な語り口が面白くて、読めてよかったと思える一作でした。
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石川がじ

同じ機内にいるようなリアリティ!

飲酒運転で3ヵ月間の医業停止処分を受けた医師が、飛行機の中で急病人、いわゆる「お医者様はいませんか!?」の緊急事態に遭遇‥。さあどうする!って展開なのですが、文章のリアリティと緊迫感がたまらなくて、一緒に乗っている錯覚になって、のめり込みます。3/31のフライトってところが伏線で、ラストも素敵でした✨
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石川がじ

「何それ」がテーマ

最初にまず、主人公である琴姫がとてもカワイイ。 若君との初対面の夜を控え、「ぽろぉんくせぇま」をちゃんと取り行うよう言われた琴姫が、「何それ」と思いながらもドキドキする様が描かれます。これは別の作家さんの企画で、お題があって書かれた作品のようです。瑞々しく温かい文章、時代・場所・季節等の空気感もとても良くて、一気に読んでしまいました。 最後にもっかい、主人公である琴姫がとてもカワイイ。
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石川がじ

いつかの答え合わせのようなラスト

素晴らしい作品だと思いました。 中学三年生の男女、志桜里ちゃんと藤原くんの物語。憧れの彼は、学校を休みがち。優しいけれど、憂いを秘めた彼の瞳は教室のどこにも所在なく――でも、その理由が分からない。気持ちを伝えた直後の、ひゅっと息を呑むような切実と、答えのない別れ、そして二人の人生のずっとずっと先で分かる隠れた「真実」と、いつかの答え合わせのようなラスト…。泣けました。個人的には最後に言葉を交わさないところが好きです。名作だと思います。
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石川がじ

同窓会に出てみたら‥

すごく怖かったです! ホラーの中でも一番怖くなる要素だと思っている、同窓会に出てみたら…という導入で、やはりラストでは背筋と肝が冷えました。血も狂気も鬼も殺人鬼も、恨みも憎しみも出てきません。なのに怖い! すごいなぁ、僕もこういうの書けたいです。
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石川がじ

騙され必至、二度読み必至

短くて、さらっと読める叙述トリック作品です。単なるセリフ回しひとつが、実はよく練られていて、シンプルなものほど高等なテクニックなんだなって思わされました。内容の説明はできませんが、騙され必至、二度読み必至のオススメ作品です!
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石川がじ

うまくいかない大人たちのオムニバス

3人の異なる視点で展開するオムニバスで、うまくいかない大人たちの恋を描いた物語。サイダー、コーヒー、つぶつぶオレンジなんて洒落た小題の比喩表現が、その文脈に何とも生きてくるような感じでした。とても良かったです✨
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石川がじ

ラブソングのような掌編です

切ない恋愛を読みたいなら――と作者様は書いておられますが、確かに、この短いストーリーの中で何度も感情が揺さぶられました。歌の歌詞のように味わうのが良い掌編だと思います、憧れの先輩を想う、1曲のラブソングとして。
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石川がじ

いろんな感情の機微を経由しながら…

この作品を拝読する前は、どうせ甘いだけのラブストーリーだろ~と思っていましたが(←失礼!)読んでみたらそんなことなくて、いろんな感情の機微を経由しながら、でも最後にはシンプルな感動に導かれるような、じんわり泣けてくるようなお話でした。言葉のひとつひとつが良いんだよなぁ…。オススメです。
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石川がじ

大事なものに気付ける物語でした

すずめ好きなのでタイトルに惹かれて拝読しましたが、こんなに短いストーリーなのに心揺さぶられて、泣けました。セリフのひとつひとつが染み込んでくるんですよね、大げさじゃなくて、何気ない日常の、当たり前のやり取りの、それがどれだけ大切か…。「大事なもの」に気付ける物語でした✨
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石川がじ

ぎゅっと握りしめる「何か」の価値

東京で音楽の夢を叶えようと頑張って溜めた10万円。その覚悟を見せて、母に東京行きの話をする、その短いやり取りの物語ですが、涙が出ました。タイトルの意味ですよね、ぎゅっと握りしめる「何か」があることの価値、走り出すときに背中を押してくれるのものとは――。情の深い方言も相まって、すごく良かったです!
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石川がじ

人には救いがあって良い‥と思わせてくれる物語。

不思議なタイトルに惹かれて拝読しました。いつか幼い頃に通った、遠い記憶の中のその森に足を踏み入れ、出会うべくして「彼」と出会う。多分それは、大切な忘れ物を取りに行くような体験です。胸が潰れそうな切なさの中で、シンプルに、人には救いがあって良いし、あるべきだと思えました。澄んだ空気感の伝わる、夏の終わりの物語です。
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石川がじ

押し寄せる胸のざわめき

引きこもり男子と、隣に住む騒々しい女子のお話です。シンプルな構成と、軽いノリの平易な文章ですが、とても心がざわつくんです。本当は一人で静かに籠っていたいのに、その女に日常をかき乱される。そうして嵐が過ぎ去った後は――。この読後感、この胸のざわつきは、オススメです。
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石川がじ

一喜一憂のすべてが「物語」でした!

以前から上山さんのファンでしたが、これはホントに良かった…。 最初は僕の地元の宇都宮が舞台だから読み始めたのですが、それ抜きに「読んで良かった」と思える素晴らしい内容でした! 心を少し病んだ少女が悩みながら行き着いた作業所で、多くの出会い、そして恋を経験するお話ですが、とにかく心情表現のリアルさ、率直で、不器用で、繊細で、一喜一憂のすべてが「物語」でした。オススメです。
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石川がじ

かけがえのない人を失ったとき、人は…。感動しました

夫を失って2年が過ぎた、母親と幼い息子2人のショートストーリーです。それぞれの心情の繊細な "振れ" を綴る、ひとつひとつの言葉が、涙腺に直に訴えかけてきました。かけがえのない存在を失ったあと、写真とか動画を見られるようになるまでの「時間」について考えてしまいました。その時間の、長さと、濃さと、意味について。感動作です。
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石川がじ

背中を押してくれる作品でした!

学生のふりをして大学で講義を聞く天ぷら学生の有川くんが、杖をつきながら歩く紗英と出会う。コンプレックスでいっぱいの自分と、エネルギッシュで充実した日々を生きる彼女や読書研究部の人たちと出逢い――。 耳が痛くて、目を背けたくて、言葉にもできないけど、知らぬうち背中を押してくれる作品です。弱さや屈折も含めて、これは「生」の物語だと思いました。ラストも素敵。オススメです。
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石川がじ

加害者側のこういう心理を書けるってすごい

奥さんを辛い目に合わせ、挙句に浮気相手を選ぶという身勝手な理由で別れた男が、やがてその元奥さんに再会する物語です。主にその男の目線で話が展開していて、ヨリを戻せると信じ込んでいる…。その「静かに狂っている」感じがすごくリアルで、のめり込みます。シンプルに面白いのでオススメです!
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石川がじ

プライドと挫折のはざまで見た、世界の一端とは…。

桜の美しい公園の丘の上に散りばめられた、大小さまざまな「突起」を見ながら、彼は追想する。かつて優秀な医大生だったにも関わらず、医師にはなれなかった彼が、プライドと挫折とのはざまで見たものとは――。短いながらも、人間の気持ちと生き方に胸が熱くなる、骨太な物語です。オススメです!
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石川がじ

心情表現が繊細で、ただただ陶酔しました

齢14になる禿(かむろ)と、彼女が密やかに恋い慕う用心棒の男との、静かな夜の物語です。表紙、タイトル、ストーリー、文章表現に至るまで、すべてが「美しい」と思いました。でもただ綺麗なだけじゃない、宿命に翻弄され、受け入れるも抗うもできない中で、心が溢れ、ただ一言、二言の言葉を交わし合う。優しくも切ない、そんな夜の出来事です。
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石川がじ

鮮烈な夏のCMを見ているようなイメージでした。お勧めです!

いつも爽やかでエネルギーに満ちた赤葉さんの作品の中でも、これは深く印象に残った大好きな作品です。徳島の紺碧の海、ヨット、ずぶ濡れの女子高生、そしてタイトルの「心中」の意味は…!? 短いお話だからか、CMを見てるイメージでした。夏という季節の熱量が丸ごと塊で伝わってくるような、心奪われる鮮烈なCM。
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石川がじ

胸が締め付けられっぱなしでした

なんかもう、胸がぎゅんと締め付けられました。 いじめを受けている男子と、いじめを受けている女子。空が赤黒くいびつに光る真夜中の街で、静かな交流をします。ヘッドライトを照明に、バレエを踊る彼女。二人だけの世界、辛くてたまらない気持ちになるけど、こういう「綺麗」もあるんだなって、いや綺麗だけじゃないんだけど、簡単にそんなこと言えないけど、 でも、すごく良かったです。
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