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未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン「バトル/アクション/サバイバル」

大賞

スパイ小説の醍醐味が詰まった作品です。ゴキゲンなコンビが潜入、偽装、秘密工作、情報入手など百戦錬磨のプロフェッショナルぶりを発揮しています。任務遂行に最適な行動を選ぶなどミッションをこなすプロセスが丁寧に描かれていました。夜の雪山のチェイスシーンも緊張感があります。重大な使命を帯びて、南国の楽園に飛ぶ2人。謎の美女も登場して華やかな展開です。一歩間違えれば世界大戦勃発の危機の最中でもマイペースで取り組むスタンスが愉しめました。

準大賞

独特のスチームパンク風世界観で少年少女が活躍します。既存のものと架空のものの融合のさせ方が上手い。蒸気街は十勝平野にあったり、鎧を装着した俥夫による蒸気人力車など、読み手のイマジネーションが刺激されます。モノの形状・色・重量感などの描写もディテールまでこだわっています。父親に未来を消されていく人生からの離脱。少年は少女との出会いで運命が変わる正調の“ボーイミーツガール”ストーリーです。

入賞

浮遊都市を舞台にした白熱のSFアクションです。人の死の瞬間を事前に見ることができる少年と、運命の書き換えができる元アサシンの女。2人の出会いのシーンで、襲撃者がほとんど言葉を発せずに攻撃してくるのがは秀逸な演出です。不気味さと彼らの手練れた怖さが伝わってきます。暗殺が横行する近未来社会で、それを止める“リライター”という設定も素敵です。特別な能力をもつ2人の絆が今後どんな活躍をするのか楽しみになる作品でした。
痛快なハードボイルド作品です。キャラクターも文章も小粋で、活力に満ちていました。治安の悪い環境で、運び屋稼業を続ける主人公ハナコたち。登場する悪党連中の個性も際立っています。軽口を叩き合いながらのバトルは愉快であり、プロ同士の凄みも感じます。ストーリー進行のテンポのよさも抜群でした。「楽しく生きてるヤツなんて、この街にいるの?」の台詞が読み手の胸に突き刺さります。地獄のような街で懸命に生きているハナコたちの行く末を見届けたくなりました。
魔女を殺せるのは聖女だけなのに、彼女は処刑されてしまった。そんな絶望的な世界で、魔女たちや異端を相手にスレッジハンマーを振るう騎士。とても胸が熱くなる主人公です。強い怪物とのバトルにロジカルな戦略があるのは読んでいて納得度が高いです。人間の愚行、世界を覆う悪意、比べ物にならない戦力差にもあきらめずに崇高に戦い続けていれば、希望と出会うことができる。胸のすくストーリーです。文章がハードなタッチで世界観にベストマッチしていました。

佳作

魔道士は合理的に考えて行動する。その価値観の描かれ方が徹底しているので、バトルに戦略があり、駆け引きも盛り込まれています。魔術が使えない主人公が、魔導学園への潜入任務を与えられる導入部が魅力的です。一体どうやって遂行するのかと興味を惹きつけます。魔剣ダークブレイズで魔術を偽装するアイデアが面白いし、コミカルにも見えます。魔道士を喰う魔導書を奪取および破棄ができるのか。楽しい時間が長く続く作品です。
追う者と追われる者の息詰まるサスペンスがスリリングです。江戸時代に起こる連続猟奇殺人。その犯人を追う同心と、犯行をくり返す“傘張り浪人”を描いています。江戸の風景や風物の描写が見事です。また役目によって女湯にも入れる男性がいるなどの当時のトリビアを自然な形で紹介しています。事件の被害者は法で裁けぬ悪人ばかりだと判明。晴らせぬ恨みを晴らすのは許されるのか。剣劇シーンの迫力も十分です。
主人公たちが異世界に飛ぶまでの仕掛けをじっくりと見せています。連続失踪事件を調べると、被害者には「Aちゃんねる」と記されたメールが届くことが判明する。そして、主人公のスマホに3年前に蒸発した兄からのメールが……。ホラーテイスト満点の描写が、異世界行きを不気味に盛り上げていきます。リミット付きの生命を延ばすには、相手を殺してその分の“寿命”を奪うしかないルール。デスゲーム要素と、剣と魔法の世界観が融合して、極上のエンタメ空間を築いていました。
スポーツではない武術の戦いを鬼気迫るタッチで描いています。五縄流柔術・宗家の跡取りである桜生は、直系5つの流派の高弟と果し合いをして全勝しなければならない。時にはルール無用、相手を倒せばいいという殺気の応酬は手に汗握ります。投げ技、関節技、打撃技の重力や加速の表現も多彩です。秒単位で変わっていく攻防に対するキャラの心の動きにも臨場感がありました。凄惨な戦いだけではない世界観を築けています。
独特のリズムとセンスを感じる文体です。主人公のモノローグと台詞との配分がほどよく、作品に没入できました。この世ならぬ世界にダイブして、霊と出会うことができるユーマ。最初のミッションの流れが小気味よく進行し、過不足ない説明になっています。悪魔を撃てるサイキッカーのユーマが、エクソシストの組織にスカウトされる。仲間となる「クロツキ」のメンバーもそれぞれ個性が立っていました。今後の彼らの戦いに対して興味が持続する作品です。
序破急の「序」がとても巧みな作品です。冒頭ではのどかな田園で、美しく優しい幼馴染とともに過ごす幸せな時間が提示されます。突然、緑色に覆われていく風景が、いつも目にしていた平和な日常を一変させます。異常事態の発生から、物語のギアが何段階も上がっていく。とくに霧の中から襲撃されるアクションシーンは迫真性がありました。丁寧に設定を組み上げられているので、なぜ世界が激変したのかの謎を知りたくなります。
200年生きてきた吸血鬼・神等薇子。にも関わらず、JK語を駆使する彼女は魅力的なキャラクターに造形されています。薇子を抹殺する依頼を受けたのは、高校生にして高僧をめざして修行中の祓い屋・高橋文護。コミカルなやりとりを挟みながらも、しっかり伏線を張って、予想外の展開を見せています。触ってエナジーを吸い取る敵との死闘は緊張感がありました。祓い屋としてのド真ん中の青春を歩む主人公が、美少女吸血鬼と絡み、成長していく物語です。
さまざまな対比がとてもうまく機能して描かれています。必滅紫毒に苦しむ旧人類と、毒に耐性をもつ新人類。色合い豊かな描写も鮮やかです。紫色は毒にまつわるものを象徴し、対決する適合者は藍色の制服をまとって、それぞれ個性的な色をもっている。これらの要素が輝いているのは、未知の毒がまん延する社会を緻密に組み上げているからです。戦闘シーンだけではなく、その事後処理まで丁寧に記述しているのはリアリティがありました。
文字を追いながら心を揺さぶられる作品です。ヘリから海に投げ出される冒頭の場面の迫真性が抜群です。まさに日常から未知のエリアへの急降下も象徴していました。グローバル企業のCEOクリスが無人島で、荒々しい自然、空腹、そしてマフィアという周囲が敵だらけの状態でサバイバルに挑みます。ビジネスを勝ち抜いてきた彼女が人の心を読んで、トラップを仕掛けるのは説得力があります。ヒロインの強さと弱さを同時に描けていました。
勇者のパーティーは魔王を倒した後に「家に帰るまでが冒険」という視点が斬新です。魔王が討たれてもすべての魔族が同時に全滅するわけではない。力尽きるまで戦った彼らを警護して連れ帰る任務に、ひとくせある連中が集められます。基本的に特殊能力の持ち主ではないので、重火器によるバトルがファンタジー世界で繰り広げられるのもフレッシュでした。単なる勇者救出のみにとどまらない、世界や社会のあり方にまで考察されている物語です。
主人公が危険古生物対策課の職員で、舞台は古生物を蘇らせ、繁殖している人工島という設定がワンダーランド感満点です。恐竜以外の古生物も数多く登場しているのが愉しい。また実際にDNAを復元してみたら、大型恐竜が小型だったり、狩りは集団スタイルのはずが単独だったりと通説とは違う意外性もフレッシュです。ヤギをすさまじい力で襲った危険生物の謎を軸として、どれだけ科学が進歩しても生命を管理しきれないんだと想いを馳せてしまいます。
アグレッシブな文体が痛快です。いきなり主人公が追い込まれているシチュエーションからスタートしています。しかも、救出すべき友は制御不能の行動をとる。敵がどんな存在なのかを明らかにしない状態で、緊張感が続くのは演出力の高い筆致です。反社会勢力の構成員だけでも怖いのに、さらに怪異が勃発して、恐怖の度合いが跳ね上がります。トラブルの波状攻撃で、予想外の相手に引っ掻き回され、事態が二転三転する中、どうサバイバルしていくのか気になる作品です。
無人島でのサバイバル実験に参加した主人公。彼が目覚める場面で、音、温度、乾き、皮膚と複数の要素で不快感を表現しているのは臨場感があります。無人島にひとつだけ持っていける物として「傘」を希望してしまうのも後の展開を予想させません。他のプレイヤーのアイテムを合意なく使用するとペナルティを与えられるルールが秀逸です。単にアイテムを集めればいい単純なゲームにしていません。次々と明かされていく真相がページをめくる手を止めさせませんでした。
募集概要
良い作品を執筆したい!というあなたの気持ちをエブリスタが応援します! 「未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン」!! 【コンテストの特徴】 執筆意欲を応援するために、3つの特典をご用意しました! ・優秀15作品以上に、作品へのアドバイス ・大賞受賞者には、キングジム社の「pomera DM200」をプレゼント ・準大賞作品以上は完結後に、「完結作品特集」へ掲載 【こんな方にオススメ!】 書きかけの作品、眠っていませんか?  書きかけの作品も積極的に応援します!  眠っている作品、構想段階の作品でも、どしどしご応募ください! 昔書いた作品、アイディアはいいと思うんだけどなあ……  このコンテストに応募すれば、さらに良い作品にできるかも!?  ぜひ昔の作品にもう一度光を当ててみてください! どんな風に続きを書くか迷ったときは、こちらの記事を参考にしてみてください。 書きたい気持ちに火がつくメディア monokaki(創作ハウツー)
募集テーマ
第27回目のテーマは「バトル/アクション/サバイバル」です。
・病に臥した王がある日、”戦い”に勝った者に玉座を譲ると宣言。全国民が参加可能な、その内容とは? ・非合法で行われるカーレース。荒くれ者が集う場所で、伝説として語られる女がいた。 ・突如学校の敷地が閉鎖され、化け物が放たれた。逃げ場を失った生徒達は、生き残る術を模索するが……
など、「バトル/アクション/サバイバル」の要素が登場する小説を募集します。 次から次へとページをめくってしまうような、続きが気になるお話をお待ちしております!
スケジュール
・応募期間:2021年4月5日(月) 12:00:00 ~ 2021年6月6日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2021年8月中旬頃予定
賞
大賞 1作品 ・賞金3万円 ・作品へのアドバイス ・キングジム社「pomera DM200」をプレゼント ・完結後に特集掲載※ 準大賞 1作品 ・賞金2万円 ・作品へのアドバイス ・完結後に特集掲載※ 入賞 5作品 ・賞金1万円 ・作品へのアドバイス 佳作 10作品以上 ・作品へのアドバイス
大賞の方にプレゼント!
※ 特集掲載は、受賞から半年以内に完結した作品を対象とさせていただきます(投稿時に完結している作品も含まれます)。完結後、受賞連絡時にお伝えする宛先へご連絡ください。ご連絡を頂けなかった場合は、特集掲載できない場合がございます。 ※ 大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタ公式SNS等で配信、紹介等される可能性があります。
応募要項
・文字数は20,000文字以上 ・20,000文字まで読んで選考、作品へのアドバイスをいたします。 ・連載中の作品も応募OK! ・すでに完結している作品 並びに エブリスタ内の公式コンテスト及び他サービス等の投稿コンテストで落選した作品を、募集内容に沿うように再構成してご応募いただくことも可能です。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。
注意事項
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コンテストの注意事項(必読)