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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 祝50回&5分シリーズ創刊記念! 「〇〇の半分」をお題に物語を書こう

選考結果発表
妄想コンテスト第50回にたくさんのご応募ありがとうございます。そして妄想コンテストを50回まで応援してくださったこと、御礼申し上げます。皆様の作品のおかげでこれほど長く続けることができ、スタッフも驚いています。 非常にたくさんの応募があり、クオリティもとても高かったため、皆様への日ごろの感謝の気持ちを込めて、今回は特別に優秀作品・ルーキー作品含め全選出作品に選評をつけました! どうぞいろいろな「半分」をお楽しみください。
エブリスタ賞(賞金5万円+選評)
父親を殺そうと故郷に帰る主人公。サスペンス調で始まる物語が、殺害動機を削がれるくだりから徐々に主人公の心が解けていき、最後には目頭が熱くなります。最終ページで全ての状況がわかる演出と構成に巧みさを感じます。
河出書房新社賞(賞金5万円+選評)
誰もが知る名著に独創的な解釈を与えつつ、それらを教科書的な説明ではなく、個性豊かなキャラクターに語らせることで、見事にエンターテインメントに仕上げていました。スガリ君とふみのやり取りにいつの間にか引き込まれてしまいます。「桃太郎」のスガリ的解釈が気になります!(河出書房新社「5分シリーズ」編集担当)
超短編賞(賞金5万円+選評)
わずか2ページの中にハラハラ感とクスッとさせる展開が詰め込まれています。超短編はひとつの感情をどれだけ強く呼び起こすかがキモかと思いますが、この作品は鮮やかで明るい焦りとおかしみをくれました。
文章力賞(賞金5万円+選評)
謎の贈り物をキーにして、主人公の女性が自分の母と父に起きた出来事を知る物語です。三人の女性が各々の意志をもって、気高く生きている姿が生き生きとしており、台詞も印象深いものがありました。また、一言では言い表せない深く複雑な愛情を、台詞と文章を繊細に丁寧に積み重ねることで表現されているさまに、ただ美文を書くだけの力ではない文章力を感じました。
トンデモ賞(賞金5万円+選評)
ある日自分とそっくりな、まったく別の人生を歩んでいる女性と出会った主人公は…。独特の味がある文体に癖になるものがあります。いったい彼女はもうひとりの自分だったのか、それともifの世界の自分だったのか? 疑問点は多く残りますが、その曖昧さも含めて不思議な後味があり、多くの魅力をもっている作品だと思います。
入賞(賞金1万円+選評)
少女が恋をして、半分から始まって半分でなくなるまでの可愛いお話です。毎日の少しずつの努力が、自分を変え、相手を変えていく展開が心地よく感じられる、よい読後感を与えてくれる作品でした。また主人公の母がよいキャラです。
吹奏楽部でトロンボーンを奏でる主人公。そのまっすぐな思いが読み手にストレートに伝わる、パワーあふれる作品です。「トロンボーンで奏でる音」という、好きなものについて迷いなく、肯定的に書ける素晴らしさを教えてくれ、読んだ後にさわやかな気持ちをくれる作品です。
売れっ子原作者が自作が映画化されるが、スポンサーが次々無理難題を言ってきて……。粗削りではあるものの全体に勢いがあるのが魅力になっていると感じました。ギャグのネタも面白くクスッとさせられます。
「本当は怖い童話の世界」的な仕立ての作品。文章がうまく先を読ませる展開が巧みで、悪魔が語り部として登場し、自分の経験した物語を語っていくという世界観がしっかり構築されているために、全体に安定感を感じました。「甘いミルクのようなおはなし」など、ひとつひとつの言葉遣いが世界観に貢献しています。
死の床に付している老人の前に死神が…。ブラックな作品です。導入こそありきたりですが、その後の取引の形が狡猾かつ独特で、今の時代へのリアリティがありますし、これならひっかかるだろう、と思わされました。高レベルな作品と感じます。
佳作
「はいずりさん」などの都市伝説のアップデート版、という感じです。化物の設定もいい意味で気分が悪くなるものでそれが「出そうで出ない」という基本を踏まえていて、しっかり怖さを感じるものになっていると感じました。
ストーリーはほとんどない、日常場面の描写の連続だけで構成されている形ですが、ひとことひとことに共感があって読まされます。楽しく生きているけれどどこか切ない、という主人公の想いに共感する人は多いのでは。
「ドラクエⅠ」で有名な世界の半分をもらうかもらわないか、ということについての連作短編です。テンポよくぽんぽんと読めて楽しいです。多くの人がそのセリフについて考えたことがあることを、色々な価値観から見せており、ゲームパロ以上の面白さがありました。
自分を「偽善者」という主人公が自らさえ突き放したような口調で語っていきます。そして並べられた数々の偽善が、本物となって終わる、という展開に、心動かされるものがありました。独特な語り口も魅力。
半分、というテーマで自分のベターハーフを見つける話はたくさん応募されていましたが、それだけに終わらず、臓器提供のドナーという要素を絡め、さらに失った愛と新しい愛の形まで見せていてレベルが高い作品と感じました。
燕を象徴に、ラブホテルを主な舞台にして、36歳の夫のいる女性と、かつての初体験の相手である同級生との不倫を描いた物語です。ギリギリのところで踏みとどまるそれぞれの心情が細やかに描かれ、台詞回しにもリアリティを感じました。
ミュージシャンを目指す主人公と、それを遠くから見守る故郷の少女が、挫折と成功を経て心が通じ合いそして別れが来る、という気恥ずかしくなるほど王道のラブストーリー。直球っぷりがすがすがしく、さわやかです。
56歳、今までいいことがなかった女性が、半分の年齢になりかりそめの若さを手に入れて……という話です。題材的にはよくあるものですが、主人公がとても生き生きとしており、若い人が見ても共感できるかと思います。
真正面からホモセクシャルをテーマにした作品です。父との距離感、ゲイである自分のことや、また社会や他の人たちについて、淡々としかし誠実に語っています。この続きが読みたくなる良作です。
「薊天狗」という、その土地に古くから残り、現代もなお、住人たちを縛る因習。薊天狗の伝説は作者の創作だと思いますが、それに説得力を持たせられているところにうまさと面白さを感じました。また、主人公の切実さが胸を打ちます。

ルーツ

恋愛 完結
11分 (6,337文字)
自分が反発を感じている両親の半分だ、ということに抵抗を持つ主人公が、ただの半分ではない、という結論に達していくという流れが美しいです。バッドに終わりそうでしたがハッピーエンドになったのも好感触でした。
友人の家で見た横顔の少女は……。ありきたりなホラーで終わりそうな展開ながら、主人公の心の強さから、この作品なりの優しい結末にたどり着く素敵な作品です。
半分と2分の1との違いに気づき、それと戦おうとする主人公。小学校の授業風景からぼんやりと「半分とは?」を考え、最後で一気に熱い気持ちがほとばしる構成が良かったです。
優秀作品
父親との関係がうまくいっていない「ひまわり」という自分の名前にコンプレックスを持つ内向的な少女が、病気の体とその克服を経て成長していく話。王道なだけに安定した面白さがあります。
飲み物の「サイダー」を中心にそえて、これまでに過ごして来た数々の夏の記憶、出会いと別れと過ぎていく時間が切々と語られていく雰囲気が心地よいです。題材が明確にされているため読みやすい作品でした。
非常に速いテンポで進んでいく恋愛ものです。主人公の男女ふたりが、しっかりお互いを想いあい理解しようとしているところと、テーマの消化の仕方がとても心地よく感じる作品でした。
お題の提示と、話の収束のさせかたが巧みで、寓話的な話であり、文章も磨き込まれているため、読み手を選ばないと思われますし、美しく終わる物語のため、読後感も良好です。
日常生活の中にある、ライトな推理もので、すっと読めるものながら、推理されてオチがついた、と思ったあとに、一回ひっくり返しており、それもきちんと納得がいくロジックが働いているコンパクトながら良作と思いました。もう少し推理っぽい雰囲気が出ていればよりよかったです。
「好きなものを好きな人とはんぶんこ」という同ネタが多かったなかで、こちらは主人公のキャラの立て方がきちんとしているからか、中に入って行きやすかったです。あったかく、流れにリアリティがありました。
ラノベより、SFの方に近いくらいのリアリティラインの世界観が独特です。世界そのものと戦い、世界そのものになるという大きなテーマは面白く、「半分」というテーマも、うまくその中に取り込んでいると思います。
BL作品。文章が非常にうまく、引き込まれるものがあります。主人公たちもスタイリッシュさとリアリティの部分がうまく両立できていると感じました。
女性探偵と女性の弟子のキャラで読ませる物語。書き込んでいけばもっと面白くなるのではと思いました。
大会社の会長が突然いなくなったのはなぜか? という謎を提示し、時間の経過の提示と、あとは主人公が関係者に話を聞いていく、という形で進んでいく独特の構成が印象的です。お題の消化の仕方も面白さを感じました。
涙を失い、それを取り戻す、という本筋の流れが明確なため、主人公が感情移入しやすいキャラクターになっているように感じます。
寓話的な物語。ひとつサプライズのポイントがあるところも面白いです。ただ、オチで物語のテーマが若干薄くなってしまうところがもったいなかったです。
結婚を控えた恋人同士、女性の告白が語られる話です。彼女は過去の事故で大量の輸血を受けており、血を分けてくれた男性は亡くなっていて、という話です。ごく短いですが、真摯に生きている登場人物を美しく感じました。
父の独白で語られる子との関係。父の人間像がいびつで、しかし人間臭く、不器用ながらも本音で子供を愛そうとしているところに、共感を覚えました。ありきたりな親子愛に留まらない、深みがあると感じます。
購入した中古住宅に憑いていた霊から発生した問題を解決する話で、そのやり方と、霊を撃退する立役者となる「友人」のキャラクターが面白く、主人公とのコンビでこのシリーズは続けていける力があるのではと感じました。
美左と美右という、時間で切り替わる二重人格の恋人と、主人公の葛藤の物語です。美左と美右のキャラクターが立っているため、その行く先が気になります。オチは好みがわかれるかもしれません。
BLものです。状況とキャラが丁寧に描写されている上に、その行く末まで誠意をもって描かれており、数多あったBLものでの参加作品では、出色の出来と感じました。
転覆事故から陥った困難な状況から、親子と兄弟の絆が描かれ、また冒頭に出てきた品が最後に効果的に使われるなど、物語がしっかりしています。文章力がまだこれから、という印象があり、これから伸びるのではと感じました。
人生に絶望し死のうとした中年男性が、若い女性と出会うことで、生きる気力を取り戻す、というありきたりですが、それだけに力強い生命賛歌で心を揺さぶられるものがありました。また品のいい文章を書く作者だという印象です。
再会した幼馴染の少女と満月を見上げながら…。色々なことに気を巡らすも、幼馴染がいう「私がみてる月もまん丸なんだよ」という言葉が素敵なものに感じられました。
青森ローカルネタの連発です。ストーリーの展開は大きく動かないのがもったいないですが、20ページでこれでもかと青森ネタを詰め込む青森愛に心打たれました。
がんで余命半年と宣告された青年の独白という形の物語です。文章に迫力があり、読ませるものがありますが、もう少し長く語れていればぐんと面白くなる可能性があるのでは、と感じました。
重症の治療のため、ナノマシンを投与された一人の男が、新しい生命の種となるまでが語られる、短編ながら非常に大きなスケールを持った作品で作者の確かな熱を感じました。差別といった身近なテーマとナノマシンで世界と融合する壮大な設定をかみ合わせたあたりに作者の熱量を感じます。
やたらに確率にうるさい男という主人公のキャラが立っており、それがまたウザく、悪いヤツじゃないけどなにか適度にひどいめにあってほしいなぁ、と思っていると事件に巻き込まれる、という構成が良かったです。
思春期のラブストーリーもので、はじめは恋ということばを全くつかわずに、男の子が女の子に惹かれているのを語っているというのが巧みだと思いました。お題の消化の仕方も、とても綺麗にできているという印象です。
主人公と、その奥さんがとても魅力的に描かれており、その二人が生き生きしているので安心して読み進められます。なにかもうひとつ展開があれば、かなり面白くなるのではと感じました。
RPG的なファンタジーものは、パロディ作品が多い印象なのですが、これは直球で勇者対魔王を描いているため印象に残りました。キャラクターたちに意志を感じますし、また彼女らの台詞回しにも魅力を感じます。少し整理されるとよりよくなると思います。
むりから告白のシチュエーションを作り、それで失敗して……という状況がまず痛々しくも面白く、気まずくなった雰囲気をなんとかごまかそう、というのが、軽いタッチのコメディとなっていて、気軽に読める秀作という感じました。
ピックアップルーキー
死の淵から返った後、一般人とは違う視点を獲得したと思われる、探偵役である主人公の妹がよいキャラです。
突然の来訪を告げた、好意をもっている女の子に呆れられない様、汚部屋を慌てて片付ける、というその有様が面白かったです。なにかあるらしい主人公の設定説明を少し工夫されるとよりわかりやすくなったかと思います。
短編ホラーは、バッドエンドかビターエンドで終わるものが多いですが、ハッピーエンドで終わるところに意表をついてきます。最初がスタンダードなホラー調で始まるだけに、読み終わった後のギャップも大きく感じられました。
設定や用語はそれほど目新しいものではありませんが、文章に疾走感があり、「格好いい場面」をかく力があると思います。可能性を感じました。
スケジュール
■募集期間 2017年5月3日(水)11:00:00 ~ 2017年5月30日(火)23:59:59 ■結果発表 中間発表:なし 最終結果発表:2017年7月下旬予定
【祝50回&5分シリーズ創刊記念賞】 エブリスタ賞(賞金5万円+選評)1作品…エブリスタ編集部が選んだ作品 河出書房新社賞(賞金5万円+選評)1作品…河出書房新社「5分シリーズ」担当編集者が選んだ作品 超短編賞(賞金5万円+選評)1作品…数ページの傑作に贈る賞 文章力賞(賞金5万円+選評)1作品…とにかく文章がきれい、美しい作品に贈る賞 トンデモ賞(賞金5万円+選評)1作品…ぶっとんだ設定、キャラクターなどが登場する異色作に贈る賞 入賞(賞金1万円+選評)5作品程度 佳作数作品(選評) 優秀作品(結果発表ページでご紹介) ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※祝50回&5分シリーズ創刊記念賞、入賞の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります ※祝50回&5分シリーズ創刊記念賞、入賞の作品はエブリスタ公式SNSで配信・紹介される可能性があります
募集内容
新作限定! 初心者大歓迎! 三行だけでも、中編小説でも、妄想を炸裂させた文章ならなんでも応募できるコンテスト、ついに第50弾です! 今回は「『〇〇の半分』をお題に物語を書こう」 です。 妄想コンテスト祝50回! 第100回まであと半分!の思いを込めて「『○○の半分』をお題に物語を書こう」 です。 作中のどこかに必ず「半分」を連想させるシーンを入れて妄想を投稿してください。 また今回は4月25日に創刊した「超・妄想コンテスト」から生まれた短編小説シリーズ「5分シリーズ」の発売を記念して、エブリスタ賞、河出書房新社賞、超短編賞、文章力賞、アイデア賞の5つの賞を設けます! さらに受賞作品を合計50作品程度選出します! ・私の半分のような存在…双子の妹と三日間入れ替わって生活してみた! ・山奥にある薄気味悪いその家は常にドアが半分空いている…その中には一体誰が…ホラー小説 ・家賃の半分は彼女が払う!いよいよはじまる同棲生活の行方は?二人のどきどき恋物語 ・朝起きたら身長と体重が半分に…風船で空を飛んで異世界へ旅立つファンタジー小説 何かを分け合う温かみ、助け合い、束縛なのか… 何かが減る達成感、失う喪失感、儚さなのか… 物理的なモノの状態が新たなきっかけを生み出すのか… 「半分」は発想によってさまざまな色を持ちます。 「〇〇の半分」が物語の重要な鍵となる作品を作ってください! そうきたか!と思わせるような「半分」を待っています! テーマから自由に妄想した物語をぜひ投稿してください。 あなたの妄想作品お待ちしています! 祝50回&5分シリーズ創刊記念賞、入賞には賞金+編集部からの選評! さらに上位50作品を結果発表ページでご紹介します。 特に優秀な作品には、選評をつけさせていただきます。 また、上位50作品まであと一歩だった作品の中で 応募締切より3ヶ月以内にクリエイター登録された新規作家を対象に 数作品ピックアップルーキーとして結果発表ページでご紹介させていただきます。 ☆上位作品はエブリスタ編集の短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります! (収録が決定した作者様には別途、ご連絡させていただきます) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・公開状態の新作(募集期間内に新規投稿・公開された作品) ※非公開作品は審査対象外となります。 ・分量は100文字(三行程度)~10000文字 ※上記2項目に沿っていない作品は選考外となります ・お一人様、何作品でも応募頂くことが可能です。 ※完結していなくても構いませんが、選考において締め切り時点での完成度も評価の対象となります。
応募条件
・シリーズ設定されている作品も、エントリーされた話のみが対象となります。 ・エブリスタ上での有料作品・無料作品のどちらでも応募可能です。 ・応募締切り後の作品編集可。 ※ただし、審査は、締め切り時点2017年5月30日(火)23:59:59のデータで行います。 ・エブリスタ内の公式イベントや、他サイト等の文学賞で過去に受賞した作品は選考対象外とします。 ・エブリスタ内の他公式イベント(重複応募を許容しているイベント)との重複応募は可能です。
次回予告
次回の妄想コンテストは今回と平行する形で2017年5月17日(水)より開催いたします。

コンテストの注意事項(必読)