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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第135回「昼と夜の間」

日常プラス奇妙な出来事、というような、不思議さを堪能できる物語が多く集まりました。私達の日常を舞台にして、身近なところにある逢魔が時を描いた物語が多く、そのぶんお話の流れや結末がまったりとしがちだったので、読み物としての引力をどう持たせるか、どうスマートにまとめるかで、書き手の技術が問われたように感じました。心の繊細な機微を描いた作品がたくさん集まり、心を揺さぶられました。

大賞(賞金3万円+選評)

同性の親友に恋愛感情を抱きつつ、なかなか一歩を踏み出せない少女の物語。距離が近づきすぎて怖くて離れたり、それでも想いを忘れられなかったりと、主人公の心の動きが生々しくて目が離せません。心情描写に光の要素を盛り込むなど、テーマの使い方もお見事で、最後まで胸を締め付けられるようなドキドキをくれる作品です。

準大賞(賞金2万円+選評)

該当なし

入賞(賞金1万円+選評)

学校での生活になかなか馴染めない主人公が、1人の教師に少しずつ心を奪われていく。恋心を自制しようとする主人公の心の動きに夢中になりました。夕方の空の色と主人公の名前を重ねるなど、教師がひたすらイケメン過ぎてキュンときます。苦しくなるほどの切なさが伝わってきました。

佳作

神話や伝承を織り交ぜた3つのショートストーリー。それぞれに、夜の闇を思わせるファンタジー要素や心がザワっとする要素がしっかり盛り込まれており、まるでコース料理のような読後感を堪能できました。
不老不死を叶えるために、太陽を地上に留めた王。太陽を留めるための凄惨な儀式から、その後の展開まで打ちのめされるほどの迫力ある作品です。じりじりと照りつける太陽が読者にまで熱を伝えてくるようです。
「その人物が大切に想っている人間」からの“ユルシ”を得ることで、その人物を喰らうヒトクイ。恐ろしい妖の存在を軸に、男女の想いが交錯するサスペンスが楽しめました。因果応報のラストには背筋が寒くなるほどのインパクトがあります。
一匹の巨大なイソマグロを釣り上げるために、15年の歳月を費やしてきた主人公。夜と朝の合間となる一瞬に行われる、人間と魚の命がけの戦いに魅了されました。ラストで主人公が口にしたひと言には彼の生きざまを刻んだ深みがあり、素晴らしい読後感を与えてくれました。
猫たちが集まる猫集会。黄昏時に、みんなが持つ少しずつの魔力を分け合って叶える小さな奇跡、主人公であるモモが願ったこととは? たくさんの猫と人間たちのエピソードが語られるオムニバス的な構成が秀逸。いずれも心温まるものばかりで、ラストシーンには涙がこぼれました。
十年に一度、夕暮れ時に生贄の子供を捧げる風習があった村。おばあさんが語る遠い昔話だとばかり思っていたところに、主人公の少女に予想外の出来事が起こって……? 王道ホラーとしてきちんと構成されています。モンスターの描写も恐ろしく、夢に出てきそうな怖さがありました。
昼と夜の間が存在する惑星に憧れた主人公は、母星で憂き目に遭い、宇宙へと放り出されてしまう。彼が選んだ生きる道とは……? どこか「火の鳥」を思わせるようなSFもので、壮大ながらロマンチックな結末が印象に残りました。

超短編賞

十二週間ごとに昼と夜が繰り返す世界の物語。生活様式がすっかり様変わりした人間が、かつての「十二時間ごとに寝て起きるのを繰り返す」生活に想いを馳せる描写にそそられました。一篇の詩を読んでいるような、美しい読後感が印象的です。

続きが読みたい賞

昼と夜の狭間に巣食う「逢魔」を祓う狩人の物語。戦いのなかで窮地に陥った主人公は、狩人として大切なものを見い出していく……。手に汗握る冒険アクション。設定にロマンがあふれていて心に響きました。狩人たちの戦いをもっと読んでみたくなりました。

トンデモ賞

夕映えの頃、熟れた柿の実が木から落ちる。私の祖母はその柿の実に当たって死んだのだと祖父に聞かされた。巧みな描写で作品の奇妙な世界観にグイグイ引き込まれていくのが心地よいです。柿の木の不気味な雰囲気や、甘く饐えた匂いが読み手にまで伝わってきます。何が怖いのか言語化できないのにひたすら怖いという奇妙さがたまらないです。

優秀作品

スケジュール
・募集期間:2020年9月30日(水) 12:00:00 ~ 2020年11月1日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2020年12月中旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で募集期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第135弾です。 今回のテーマは、「昼と夜の間」です。 どこかに必ず「昼と夜の間」のシチュエーションが登場する妄想を投稿してください。
・一緒に夕焼けを見ると結ばれると噂の展望台。私はあえてそこで、別れ話を切り出した……。 ・日が沈む前の、短い時間だけ遊ぶことができる友達。ぼくは彼が人ではないことを知っている。 ・ランチでもディナーでもない、”アーリーディナー”ならではの特別メニューを考案!その内容とは?
黄昏時や逢魔が時など、様々な呼び方がある時間帯。人の活動が切り替わる頃に起こる何かとは……。 そんな「昼と夜の間」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの募集期間内に新規投稿された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、募集期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。
注意事項
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。

次回予告

次回、妄想コンテスト第136回のテーマは「落としもの」です。 本コンテストと平行する形で2020年10月14日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第136回の募集期間内に新規投稿してください。募集期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

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